今回は、2025年4月12日(土)発売のデュエル・マスターズTCG キャラプレミアムデッキ 「ドラゴン娘になりたくないっ!」Jack-Pot-Live!! in 桜龍高校の改造案を紹介していこうと思います!!

キャラプレミアムデッキ 「ドラゴン娘になりたくないっ!」 Jack-Pot-Live!! in 桜龍高校
無改造リスト

こちらが無改造リストになります。40枚の配分は固定ですが、新キャラカードの1枠がランダムでトレジャー枠に変化するシステムは、前回のキャラプレミアムデッキからの続投となります。
このデッキの動きはとてもシンプルで、2〜3コスブーストからヴァリヴァリウスに繋ぐも良し、ブーストでランプしつつ大型クリーチャーを召喚するも良しというデッキとなります。
そして、なんといっても踏み倒しギミックとして4枚搭載されているジャックポットエントリーの存在です!!

このカードは、山札の上からマナゾーンにあるドラゴンの数と同じ枚数を見て、その中の進化でない8以下のドラゴンを1体出す事ができるカードです。
今回のデッキを改めて見てみると、コスト8以下のクリーチャーで固められている事が分かります。つまり、10枚改造戦において、ガチデッキに仕上げる事ができるだけでなく、カジュアルデッキに全振りする事も可能です。
ですが、ジャックポットエントリーから踏み倒す事ができるのは、進化ではないコスト8以下のドラゴンとなっているため、単にコストが高いドラゴンを搭載すれば良い訳ではありません。なので、ジャックポットエントリーを主軸に改造する場合、デッキの出力が極端に落ちてしまわない様に調整してあげる必要があります。
なので、限定構築戦においてのこのデッキは、多種多様な構築にできる事がメリットになりますが、採用プールが大きい関係上、枚数は繊細となっています。
長くはなってしまいましたが、今回はSignさんと島唄人さんに協力してもらいつつ、紹介していきます。今回は島唄人さんの構築を紹介します。
島唄人さんのサンプル構築


OUT
- ネオ・ボルシャック・ドラゴン / ボルシャックゾーン×2
- ボルシャック・スーパーヒーロー / 超英雄タイム×2
- 五番龍 レイクポーチャー ParZero×1
- 切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー×1
- 頂上連結 ロッド・ゾージア5th×1
- 春咲栄久×3
IN
- 摩破目 ナトゥーラ・トプス / ストンピング・ウィード×1
- 焦土と開拓の天変×2
- 龍風混成 ザーディクリカ×3
- ハイドロ・ハリケーン×1
- 氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝×2
- 庵野水晶×1
島唄人さんのサンプル構築はこのようになっていました。
初動ブースト枠
初動ブースト枠の本数は合計で9枚、最低ラインという感じでしょうか。ブースト枠の変化としては、ネオ・ボルシャック・ドラゴン / ボルシャックゾーンが減って、摩破目 ナトゥーラ・トプス / ストンピング・ウィードが追加採用されています。
恐らくですが、ドラゴンクリーチャーの枠において、無改造構築と比較すると多色が増えてしまっているため、ネオ・ボルシャック・ドラゴン / ボルシャックゾーンのままで運用すると多色が18枚と多くなってしまうため、安定して動くための採用なのかなと感じました。また、仮にボルシャック・ゾーンで2-4のマナカーブで動いたとしても、5マナ域にビッグアクションがあるドラゴンデッキにおいては余り大きく影響しない事も影響していそうですね!!
他にも、ドラゴンデッキのブースト枠として有名なのはメンデルスゾーンやボルシャック・栄光・ルピア、友情地龍 ルピア・ターンが挙げられますが、いずれもクリーチャーであることや、ドラゴンの枚数がそこまで多くないためデメリットが大きくなってしまう関係で採用されていないと思います。



龍秘陣 ジャックポット・エントリーなど呪文を主体で動くタイプのドラゴン系統デッキにおいて、龍風混成 ザーディクリカの採用が多くなってくるため、初動ブースト枠は無理にメンデルスゾーンなどを採用して最速の動きを押し付けようとすると動きに柔軟性がなくなってしまいます。今回のような中速コントロール系のデッキにおいては致命的な欠陥になってしまうため、龍風混成 ザーディクリカで使いまわすことができる呪文に振り切ってあげる方が扱いやすいです。以上が初動ブースト枠における見解となります。
火力&コントロール枠
龍風混成 ザーディクリカ
次にこのデッキにおける火力枠として採用されているのは、龍風混成 ザーディクリカでした。

私個人的な見解として、今回の限定構築戦において、キャラプレミアムデッキ
「ドラゴン娘になりたくないっ!」Jack-Pot-Live!! in 桜龍高校を選択した多くの人が4枚採用するカードだと予想しています。
龍風混成 ザーディクリカは出た時にコスト7以下の呪文を1枚手札か墓地からコストを支払わずに詠唱することができるだけでなく、自分のターンに呪文を唱えていれば5500以下の相手のクリーチャーを破壊しつつ、自分は1ドローすることができる優秀なカードとなっています。
さらに龍風混成 ザーディクリカはEXライフという、バトルゾーンに出す時、「出た時」の能力より先に、かつ効果処理に割り込む形で使い、山札の上から1枚目をシールドに追加する能力を有しているため、破壊やバウンスに対する一定の耐性があります。
このデッキにおいての龍風混成 ザーディクリカは、龍秘陣 ジャックポット・エントリーを唱えてダブルアップを狙うもよし、後述するカードである焦土と開拓の天変やハイドロ・ハリケーンなどを使い回し相手のマナをランデスすることができるなど、このデッキにおいては重要な役割を担っています。
※ここでひとつ龍風混成 ザーディクリカの現在の裁定について先に補足しておきます。
龍風混成 ザーディクリカの「自分のターンの終わりに」の能力は、必ず相手のパワー5500以下のクリーチャーを破壊しなければいけませんか? また、破壊だけ行って、カードを引かないことはできますか?
自分のターン中に呪文を唱えていても、破壊するかどうかは任意で選べます。ただし、破壊する場合はドローも必ず行う必要があるので、破壊だけしてドローしないことはできませんし、破壊せずにドローだけすることもできません。
ただし、バトルゾーンに相手のパワー5500以下のクリーチャーがいなければ、結果的に破壊せずにドローだけできます。
つまり、龍風混成 ザーディクリカの破壊効果とドロー効果はセット効果となっているため、どちらか片方だけを使うといった事はできません(相手の盤面にクリーチャーがいない場合は、使ったけど不発に終わったような認識で大丈夫だと思います)。
この裁定がでるまで(古の頃)は、選べたような覚えがあるけどどうだっただろう?
庵野水晶

庵野水晶は、このデッキにおいてかなり取り回ししやすいタイプの新規ドラゴン娘クリーチャーだと思います。
光火水の3色クリーチャーとなっているためマナコストの管理は必須となっている点と、6コストと少し重めのクリーチャーではありますが、10枚構築戦においては強いのでは無いかと思います。
特に龍秘陣 ジャックポット・エントリーを主軸に使うデッキに関しては、呪文を持続的に詠唱し続けて、盤面を展開して行く必要があります。
龍風混成 ザーディクリカに関しては出た時に展開する事ができることはメリットですが、効果を何回も使える訳ではありません。
それに対し庵野水晶はアタック時効果として展開する形となるため、場合によっては複数回効果を利用する事ができる形となります。デメリットとしては、龍風混成 ザーディクリカと違い、庵野水晶からドラゴンズ・サインを唱えて庵野水晶を出しても効果がすぐに連鎖する訳では無いため、GSなどの効果で止まる恐れがあります。
ただ、逆に最初に庵野水晶を出し、踏み倒し呪文を唱えた後に龍風混成 ザーディクリカを展開していくことにより、より多くかつ安定的に展開できるようになると考えます。
マナ破壊枠



次にマナをランデスするカード群となります!
「ランデス」は、主にカードゲーム(特にマジック:ザ・ギャザリングやデュエル・マスターズ)において、土地破壊やマナ破壊の戦術やデッキの総称として使われる言葉です。
焦土と開拓の天変

焦土と開拓の天変の効果は、『相手のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。その後、自分の山札の上から1枚目を、自分のマナゾーンに加える』となっています。
このカードは1度にランデスできる枚数自体は少ないものの、ランデスするための条件などがないため、手札から唱える事も考えると汎用性の高いランデスカートとなります。今回のリストに関しては、デッキに多色カードがあまり多くないため採用しましたが、他に多色を採用する場合はデッキの柔軟性を向上させるためにも調整される枠となります。
ハイドロ・ハリケーン

次はハイドロ・ハリケーンです。
ハイドロ・ハリケーンの効果は、『バトルゾーンにある自分の光のクリーチャー1体につき、相手のマナゾーンから1枚選び、持ち主の手札に戻してもよい。バトルゾーンにある自分の闇のクリーチャー1体につき、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。』となっています。
このデッキには闇のクリーチャーがいないため、相手のクリーチャーをバウンス(手札に戻す)する効果は機能しないものの、光のクリーチャーを横展開する事ができるデッキであるため展開後にハイドロ・ハリケーンを唱えることで、相手のマナを1回で0枚にすることも可能となっています。
ここまでに紹介してきた焦土と開拓の天変とハイドロ・ハリケーンに関しては、基本的に龍風混成 ザーディクリカや庵野水晶のcip効果で使用する形となります。
もちろん手打ちすることが全くないかと言われればNoと答えますが、そこで1ターン消費するのは現代デュエル・マスターズにおいては得策ではありません。
氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝
次に紹介するのは、氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝となります。
このクリーチャーの効果は、『ブロッカー/W・ブレイカー/このクリーチャーが出た時、バトルゾーンにある自分の光のクリーチャー1体につき、相手のマナゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主の手札に戻してもよい。その後、バトルゾーンにある自分の闇のクリーチャー1体につき、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。』となっています。
効果自体はハイドロ・ハリケーンと何ら変わりはないですが、氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝はコスト8以下のドラゴンであるため、龍秘陣 ジャックポット・エントリーから出す事も可能です。
最初に紹介した2枚のランデスカードの場合、龍秘陣 ジャックポット・エントリーから龍風混成 ザーディクリカや庵野水晶を出したあと、手札または墓地から唱える形となります。つまり序盤の要求値は、龍秘陣 ジャックポット・エントリーを手札に抱え、ランデスカードを手札または墓地に用意しておきつつ、龍秘陣 ジャックポット・エントリーから龍風混成 ザーディクリカまたは庵野水晶を出す必要があります。また、庵野水晶の場合は相手のシールドをブレイクしてしまいます。
なので、手札要求値と盾を割ってしまうリスクがどうしても発生してしまいます。それに対して氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝は出した時に誘発する効果となっているため、ローリターンでアドバンテージを得る事ができる可能性が高いです。
呪文と違い使い回す事は難しいですが、対面するデッキに合わせて選択肢を持って置くことが出来ることも含めての採用となります。
まとめ
今回の構築はカジュアル寄りの構築なので安定性という観点でみると低いですが、逆に捉えると何が出るかというギャンブル要素があるためすごく楽しめるデッキとなっているので1度試してみてはいかがでしょうか?
以上が島唄人さん考察案でした!!次はSignさん考察案も上げますのでぜひご覧下さいm(_ _)m
それでは*˙︶˙*)ノ”
コメント